高級化粧品のメリット
高級化粧品にはさまざまな美容成分が使われています。
しかし、その効果は本当のところはよくわかりません。
とても大好きな曲を、変なアレンジで長々と聴かされたときのようなガッカリ感に襲われることもあります。
確かに原材料の精度や安全性などにこだわりがあるとは思いますが、実は外側のパッケージも、中身と同じくらい値段に影響しています。
化粧品の容器の、とくに口の部分というのは量産できず、生産コストもかかります。
高級化粧品の場合、おしゃれなデザインで消費者をひきつけなければなりません。
容器のデザインから生産、宣伝の部分までかなりコストがかかっているはずです。
つまり、その価格には、成分以外の費用も含まれています。
その事実は、サザエさんにジャンケンで負けたときのような悲しさに似ています。
高級だから効果が高いとは言いきれないのです。
高級化粧州のメリットは、その成分だけではなく、使うことでリッチな気分になったり、信頼感、安心感なども得られたりすることではないでしょうか。
高ければ高いほどいい、というものではなく、ひと瓶1万円する美容液でも700円の美容液でも、自分の肌に合うということが何より大切です。
無添加という神話
化粧品は、その管理のしかたによっても肌に影響があります。
たとえば、無添加、ナチュラル、天然などをウリにしている化粧品は、防腐剤などが入っていないものがあります。
製品そのものの安全性は高いかもしれませんが、長持ちはしません。
そういう製品は冷蔵庫に入れて保管してください。
また、瓶の口に指がふれたり、スプレーの噴霧口に頬がふれたりすると、そこから菌が繁殖します。
振って出す、綿棒やスパチュラ(ヘラ)などで取るなど、絶対に皮膚が容器の口にふれないように。
小瓶に移して使ったりしてもいいでしょう。
チューブタイプの軟膏なども、手に直接のせるようにして取ったら、そのあと数ミリぶん出してティッシュなどに取って捨ててください。
暑い夏場にそのあたりに放置して、皮府がふれるような使い方をしているとあっというまにカビてしまいます。
とくに栄養クリームと表示されたクリームは、じかに指を入れないこと。
なかでも馬油などの動物性の成分が配合されたものは、栄養成分が盟富なために閑の繁殖率も高まります。
必ずスパチュラなどを使って手に取るのが、一番いい状態で化粧品を使うコツです。
一度手にふれたスパチュラはクリームのなかに戻さないようにしましょう。
せっかくの高級無添加化粧品も雑菌でいっぱいだと、ラーメン屋で餃子とラーメンを頼んだらラーメンを食べ終わっても餃子がまだこないときのような切なさに襲われます。